この記事では紛らわしい志望動機と転職理由の違いと具体的な回答方法について紹介します。
転職活動を行っているとき、面接でよく聞かれる質問が志望動機と転職理由です。
しかしこの2つ似ているようで聞かれていることは微妙に違うのです。
この違いを明確化して、的確にアピールできるようにしましょう!
志望動機と転職理由の違いとは?
志望動機と転職理由の違いは、基準となる企業にあります。
志望動機は転職先企業に入りたい理由となります。主に、転職先企業で自分ができること、やりたいことなどを述べて、どうしてこの企業でなければならないのかをアピールします。
対して、転職理由は現在在籍している企業を退職する理由となります。主に、現職をやめるに至った理由を述べて、どうして転職するに至ったのかを説明します。
志望動機と転職理由の回答テンプレート
では具体的に志望動機と転職理由の書き方を観てきましょう。
志望動機は実績ベースの根拠を踏まえる
志望動機はこの企業を転職先として志望しているのかを述べます。
志望動機には書き方、伝え方のテンプレートを定めるのは難しいため、文章を考える上で注意すべき点を紹介します。
誰でも何かしらその企業を選んだ理由があるはず。しかし、その根拠をしっかり面接官に伝えて納得してもらいあなたを必要と感じてもらうためには、ただ思いを伝えるだけでは不十分です。それに加えて、明確な根拠と企業にあなたがどんな成果をもたらすことができるかを実績を交えて説明する必要があります。
そのため、志望動機を考える上で注意すべきは下記の3つとなります。
- その企業でならなければならない理由を述べる(企業特有の特徴を述べられるとベスト)
- 自分が企業にどのように貢献できるかを述べる
- 1.2を述べる際、自分の実績や実体験を踏まえて説得力を上げる
ぜひ、この注意点を踏まえて志望動機を考えてみてください。
転職理由はマイナスの表現を踏まえないことに注意
転職理由は、現職の企業から転職する理由を伝えるものです。
そのため、ベースとなるのは現在務めている企業をやめるに至った理由となるのですが、それに加えて転職先企業ではその問題が解決できるということを説明すると、転職理由に加えて転職先にこの企業を選んだ根拠にもつながるのでアピールすることができます。
また、現在務めている企業を辞める理由を伝える際に、悪口にならないように気を付けましょう。たとえ、面接官にとって接点のない企業であったとしても、悪口を聞いていい気にはなりません。
では、実際の書き方を観てみましょう。構成としては、下記の順番で書いていくと、スムーズに説明できます。
- 務めている企業をやめようと思った理由を述べる
- 応募した企業では1の問題が解決できる理由を述べる
- 1.2.を踏まえて、最後に一言アピールを加える
この流れを考慮して文章を作成すれば、すっきり自分の思いを面接官に伝えることができるでしょう。
まとめ
志望動機と転職理由の違いはわかりましたか?
面接で両方を聞かれたときに、混乱して無言になってしまったり、同じことを繰り返し答えないように気を付けてくださいね。
コメント